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四ツ橋歯科・矯正歯科ブログ
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「歯周病が脳梗塞に関係している」と聞くと、多くの方が驚かれます。
お口と脳は離れた場所にあるため、関係があるようには思えませんよね。

 

しかし近年の研究で、歯周病などの口の中の炎症が、脳の血管にも悪影響を与えることが分かってきています。

 

今回は脳梗塞と歯科疾患の関係について詳しく解説していきます。

 

歯科疾患は脳梗塞の隠れリスク要因?

実は、歯科疾患は脳梗塞の“隠れたリスク因子”ともいわれています。

 

まず、脳梗塞とは脳の血管が詰まってしまい、脳の一部に血流が届かなくなることで起こる病気です。
血管が詰まる原因の多くは、動脈硬化や血栓(血のかたまり)です。

 

この血管のトラブルに、歯周病が関わるケースがあるのです。

 

歯周病が進行すると、歯ぐきに炎症が起き、歯周病菌や炎症物質が血管の中に入り込みます。

すると血液の中で炎症が広がり、血管の内側が傷つきやすくなります。

 

この状態が続くと、血管が硬く狭くなる“動脈硬化”が進み、血栓ができやすい状態になるのです。
これが脳の血管で起こると、脳梗塞につながってしまいます。

 

さらに、重度の歯周病のある人は、そうでない人に比べて脳梗塞の発症リスクが高いという研究結果もあります。

 

口の中の炎症が、知らないうちに全身へ影響を広げているのです。

 

歯を失うことでさらに高リスクに

歯を失ったままにして噛む力が弱くなると、栄養の偏りや全身の筋力低下にもつながります。

 

これも脳梗塞後の回復力を下げる要因になります。
そのため、脳梗塞の予防だけでなく、もし発症した後の生活を考えても、お口の健康を整えておくことは非常に大切です。

 

脳梗塞を予防するためにできること

脳梗塞を予防するためには、血圧・血糖・脂質の管理が大切ですが、それに「歯周病ケア」を加えることでリスクをさらに下げることができます。

 

おすすめの対策としては、
・3〜4ヶ月ごとの歯科検診とクリーニング
・歯ぐきからの出血を放置しない
・毎日のブラッシングとフロスの徹底
・噛めない歯をそのままにしない(治療・補綴を行う)

 

お口の健康は、脳の健康と深くつながっています。

「最近血圧が高い」「家族に脳梗塞の人がいる」「歯ぐきがよく腫れる」という方は、ぜひ一度歯科でチェックを受けてみてください。

 

お口を整えることが、将来の脳梗塞予防の大きな一歩になります。

 

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