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四ツ橋歯科・矯正歯科ブログ
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舌に痺れやヒリヒリとした痛みが現れた場合、最も疑わしいのは舌痛症です。

舌痛症とは「見た目に異常がないのに続く慢性的な痛みがある状態」を指します。

 

この痛みの原因ははっきりとはしていませんが、現在のところ以下のものが舌痛症の原因と考えられています。

 

■血液中の鉄や亜鉛の欠乏

■ビタミンB12の不足
■唾液腺機能の低下(口の渇き
■ストレス、抑うつ、不眠などによる心因性のもの

 

実際に患者様を診察していると、心因性あるいはそれに口腔乾燥症、ドライマウスを合併している方が多い印象を受けます。

そのため本記事では舌に痺れが現れた方やその周囲の方へ向けて、ストレスによる舌痛症について記載したいと思います。

 

訴えることをやめないで!

舌の痺れはまず何科を受診したらいいか自身で判断することが難しいと思います。

そのためまずはかかりつけ医に相談するのではないでしょうか?

 

しかし舌痛症は「見た目に異常がない」という特徴があります。

医師に冷たくあしらわれることは珍しくありません。

 

それでは歯科医師に診てもらえば良いのかというと、適切な投薬まで行ってくれるクリニックは少ないです。

舌痛症対策に含嗽薬(うがい薬)を処方するだけということも珍しくありません。

 

当法人の舌痛症外来にたどり着くまで、数々のクリニックで原因が分からず病院を転々としてきたという患者様は多くいらっしゃいます。

 

舌痛症は異常が見られなくても症状があることは事実です。

 

当法人の舌痛症外来にたどり着くまで、痺れや痛みを訴えることをやめないで下さい。

諦める必要はありません。

 

ストレスによる舌痛症とドライマウス

ストレスがかかっていると、人間は唾液の分泌量が減り、舌も乾いた状態になります。

 

また筋肉が緊張するため、神経を圧迫し、痺れの原因になるとも言われています。

患者様によってどのような原因で痺れが出ているのかは、記事内でははっきりと言えませんが、ストレスは確かに舌の痺れ、舌痛症に悪影響を与えます。

治療の方法

治療は一般的に漢方による体質改善からスタートし、西洋薬(化学的に合成されたお薬)で足りない部分を補う、お薬による治療が中心になります。

 

できれば月に1~2回程度の通院をしていただくと治療がスムーズに進みます。

そして漢方の効果が現れる3~6ヶ月目でお薬の効果を判定し、お体に合ったお薬を探っていきます。

 

少し気が遠くなる長い期間のように感じるかもしれませんが、漢方は効果が出現するのが遅い反面体に優しいお薬です。

 

 

そのためまずはストレスやドライマウスという原因を取り除いた体質にすることが目標になっています。

 

治療を受けるポイント

ここで一つ、患者様にお願いしたいことがあります。

 

外来にいらっしゃった際は、恥ずかしがらず、緊張なさらず全て思うこと、感じていること、または生活にまつわることなど小さなストレスでもお話ししてください。

 

それを取り除く、あるいは和らげることが治療の一つであり、症状を緩和させていくステップだからです。

我々は専門家です。気兼ねする必要はございません。

 

四ツ橋歯科・矯正歯科クリニック

舌痛症外来担当医 小林隆洋

 

 

 
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